今回は5万円以下で買える高配当銘柄を調べてみましたのでご紹介します。
その中からオススメの銘柄を探していきたいと思います。
対象は
となります。
上位6銘柄は前編でご紹介しました。
続きを見ていきましょう。
2021年 5万円以下で買える高配当銘柄 トップ20 ランキング
【2021年2月21日終値】
銘柄コード
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銘柄
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業種
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株価 円 |
百万円 |
配当 1株/円 |
配当利回 % |
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7494 | コナカ | 小売業 | 364.0 | 11,337 | 20.00 | 5.49% |
8999 | グランディ | 不動産業 | 457.0 | 14,086 | 24.00 | 5.25% |
8308 | りそなHD | 銀行業 | 436.3 | 1,004,724 | 21.00 | 4.81% |
8713 | フィデアHD | 銀行業 | 125.0 | 22,678 | 6.00 | 4.80% |
5020 | ENEOS | 石油製品 | 462.9 | 1,495,298 | 22.00 | 4.75% |
7593 | VTHD | 小売業 | 424.0 | 50,737 | 20.00 | 4.72% |
7167 | めぶきFG | 銀行業 | 234.0 | 274,720 | 11.00 | 4.70% |
2461 | ファンコミ | サービス業 | 406.0 | 30,695 | 19.00 | 4.68% |
8714 | 池田泉州HD | 銀行業 | 163.0 | 46,085 | 7.50 | 4.60% |
6319 | シンニッタン | 鉄鋼 | 219.0 | 12,265 | 10.00 | 4.57% |
8410 | セブン銀行 | 銀行業 | 243.0 | 285,393 | 11.00 | 4.53% |
8016 | オンワードHD | 繊維製品 | 276.0 | 41,691 | 12.00 | 4.35% |
2687 | シーヴイエス | 小売業 | 424.0 | 2,167 | 18.00 | 4.25% |
4767 | TOW | サービス業 | 304.0 | 15,131 | 12.90 | 4.24% |
8524 | 北洋銀行 | 銀行業 | 237.0 | 98,169 | 10.00 | 4.22% |
8544 | 京葉銀 | 銀行業 | 436.0 | 60,989 | 18.00 | 4.13% |
5985 | サンコール | 金属製品 | 487.0 | 16,246 | 20.00 | 4.11% |
9274 | 国際紙パ | 卸売業 | 244.0 | 18,169 | 10.00 | 4.10% |
7184 | 富山第一 | 銀行業 | 297.0 | 19,856 | 12.00 | 4.04% |
8897 | タカラレーベン | 不動産業 | 350.0 | 42,471 | 14.00 | 4.00% |
7167 めぶきFG 配当利回り4.70%
株価 | 234.0円 | 権利確定日 | 3月末 |
配当(1株あたり) | 11.00円 | 自己資本比率 | 4.6% |
PER | 8.19 | PBR | 0.28 |
茨城と栃木でシェア首位の金融持株会社
傘下に地銀大手の足利ホールディングスと常陽銀行が経営統合して誕生しました。
総還元性向は30%以上を目安としています。さらに優待制度が存在します。
優待を受けるには1000株以上の保有が必要になります。それを加味すると他のカタログ優待銘柄でも良いのであまりお得な感じはしないです。
2461 ファンコミ 配当利回り4.68%
株価 | 406.0円 | 権利確定日 | 12月末 |
配当(1株あたり) | 19.00円 | 自己資本比率 | 78.2% |
PER | 15.48 | PBR | 1.43 |
アフィリエイト広告大手
ファンコミは「A8」や「ネンド」などのサービスを運用する成果報酬型広告大手です。
他にも副業マッチングアプリなど様々なサービスを手掛けています。業績はコロナ禍の影響による広告手数料が落ち込み、減収減益です。経営状態はかなり良いですが、営業CFは落ち込み気味も影響し2014年より株価も右肩下がりであるため、高配当を理由に投資するには現在の状況では難しいかもしれません。
8714 池田泉州HD 配当利回り4.60%
株価 | 163.0円 | 権利確定日 | 3月末 |
配当(1株あたり) | 7.50円 | 自己資本比率 | 4.0% |
PER | 14.16 | PBR | 0.19 |
関西地盤で銀行・証券・リース業を展開
池田泉州は大阪市北区に本社を置く金融持株会社です。預金残高は近畿地方で8企業中の4位、外貨両替取扱高が全国の地銀で1位です。やはり地銀はコロナの影響が大きく、回復はしつつありますが、今後数年は様子見状態と言えるでしょう。19年3月期に15.0円から7.5円に減配しています(それでも利回りが高水準です)株主優待も存在しますが、保有は2000株以上必要です。
6319 シンニッタン 配当利回り4.57%
株価 | 219.0円 | 権利確定日 | 3月末 |
配当(1株あたり) | 10.00円 | 自己資本比率 | 67.2% |
PER | - | PBR | 0.19 |
トラック、建機向けに鍛造品を製造
主要取引先は日野、三菱、いすゞなどです。建築足場のリース業も営んでいます。
海外工場にシェアを奪われ需要減傾向にあり厳しい状況ではありますが、自己資本比率が厚く、経営状態は良好です。結配当性向 40%以上を目標としています。また当面 5 年間を目処に、「1株あたりの配当金は 10 円を下限とする」という基本方針であるそうです。
8410 セブン銀行 配当利回り4.53%
株価 | 243.0円 | 権利確定日 | 3月末 |
配当(1株あたり) | 10.00円 | 自己資本比率 | 19.9% |
PER | 12.37 | PBR | 1.25 |
ATM手数料事業 セブンイレブン店舗中心に外部金融機関と連携
セブン&アイ・ホールディングス傘下です。日本国内のほかにアメリカ合衆国やインドネシア、フィリピンにもATMを展開しているATM事業日本最大手です。ATM手数料収入が収入源の柱です。キャッシュレス時代の影響もあり、ATM需要は減少していますが、外部金融機関と連携することで、金融機関からの手数料収入も増えています。今後新しいATMの在り方として長期成長も見込めるのではないかと考えています。ただし株価は右肩下がりです。まだまだ割安かと思いますが、一番割安であった時期は過ぎたと思います。配当性向については年間40%以上を最低目標としています。現在の配当性向は60%と予想されているため警戒は必要な水準です。
以前別記事でも取り上げてみました。
8016 オンワードHD 配当利回り4.35%
株価 | 276.0円 | 権利確定日 | 2月末 |
配当(1株あたり) | 12.00円 | 自己資本比率 | 29.7% |
PER | - | PBR | 0.55 |
中価格帯ブランド軸のアパレル大手
オンワードHDは「23区」や「組曲」などの自社ブランドを展開するアパレル大手です。アパレル事業の他にライフスタイル事業(サービス)も展開しています。
百貨店出店のアパレル企業は軒並み大打撃を受けています。第3四半期では黒字化しましたが、人件費、不採算店舗撤退などを大幅に下げた影響により業績規模は縮小しています。EC分野においては自社ECサイトの立ち上げを行い、好調に成長しているようです。損失の影響もあり、自己資本比率はだいぶ下がりましたが、今後は持ち直しそうです。
配当性向の目安は35%以上としていますが、今後の配当については未定です。
株主優待制度は自社ブランド20%割引券です。普段から利用されている方であれば、大変お得な優待となっています。
2687 シーヴイエス 配当利回り4.25%
株価 | 424.0円 | 権利確定日 | 2月末 |
配当(1株あたり) | 18.00円 | 自己資本比率 | 40.5% |
PER | - | PBR | 0.45 |
首都圏でコンビニ事業からホテル事業を運営転換
2017年に首都圏のコンビニは飽和状態を迎えていたこともあり「コンビニ運営会社から、コンビニ“も”運営している会社」と経営方針を転換しました。コロナ禍の影響でホテル事業は休業せざるを得ず、業績はかなり不安定な状態です。また今回ご紹介している企業の中で時価総額がかなり低い状態です。時価総額が20億円未満である場合において、9か月以内に20億円以上とならないとき、市場第一部から市場第二部への指定替えが必要です。業績は回復傾向にありますが、現在時価総額21億円とギリギリの状況です。
配当性向については具体的な数字は語られていません。現在高配当水準ですが、業績、将来性、配当についてもあまりお勧めできる状態ではないように思えます。
中編まとめ
残り7銘柄は後編で紹介します。
<前編はこちら>