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【2021年】5万円以下で買える高配当銘柄 東証1部利回りランキングベスト20銘柄を分析 後編

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今回は5万円以下で買える高配当銘柄を調べてみましたのでご紹介します。

その中からオススメの銘柄を探していきたいと思います。

対象は

  • 2021年2月21日終値500円未満
  • 東証1部上場
  • 20年3月期が無配転落している銘柄は除外
  • 配当利回り上位20銘柄

となります。

まだ前編・中編を見られてない方はこちら。

<前編>

nikowallet.net

<中編>

nikowallet.net

続きを見ていきましょう。

2021年 5万円以下で買える高配当銘柄 トップ20 ランキング

【2021年2月21日終値

銘柄コード

 

銘柄

 

業種

 

株価

時価総額

百万円

配当

1株/円

配当利回

%

7494 コナカ 小売業 364.0 11,337 20.00 5.49%
8999 グランディ 不動産業 457.0 14,086 24.00 5.25%
8308 りそなHD 銀行業 436.3 1,004,724 21.00 4.81%
8713 フィデアHD 銀行業 125.0 22,678 6.00 4.80%
5020 ENEOS 石油製品 462.9 1,495,298 22.00 4.75%
7593 VTHD 小売業 424.0 50,737 20.00 4.72%
7167 めぶきFG 銀行業 234.0 274,720 11.00 4.70%
2461 ファンコミ サービス業 406.0 30,695 19.00 4.68%
8714 池田泉州HD 銀行業 163.0 46,085 7.50 4.60%
6319 シンニッタン 鉄鋼 219.0 12,265 10.00 4.57%
8410 セブン銀行 銀行業 243.0 285,393 11.00 4.53%
8016 オンワードHD 繊維製品 276.0 41,691 12.00 4.35%
2687 シーヴイエス 小売業 424.0 2,167 18.00 4.25%
4767 TOW サービス業 304.0 15,131 12.90 4.24%
8524 北洋銀行 銀行業  237.0 98,169 10.00 4.22%
8544 京葉銀 銀行業 436.0 60,989 18.00 4.13%
5985 サンコール 金属製品 487.0 16,246 20.00 4.11%
9274 国際紙パ 卸売業 244.0 18,169 10.00 4.10%
7184 富山第一 銀行業 297.0 19,856 12.00 4.04%
8897 タカラレーベン 不動産業 350.0 42,471 14.00 4.00%

4767 TOW 配当利回り4.24%

株価 304.0円 権利確定日 3月末
配当(1株あたり) 12.90円 自己資本比率 70.2%
PER 82.77 PBR 1.29

イベント企画運営大手

TOW(ティー・オー・ダブリュー)は、イベントの企画・制作・運営・演出からグッズ販売・印刷物の制作まで行っています。コロナ禍の影響でリアルイベントは軒並み中止の状態ながらも、オンラインプロモーション施策が功を奏し、5期連続の最高益を達成しています。オリンピック・パラリンピック案件にも関わっているため、今年のオリンピック開催が望まれるところです。着実に成長していますが、まだまだ回復は先になりそうな業界です。

配当性向は40%~50%(上限)という方針ですが現時点で業績未定なため減配の可能性もあるため注意が必要です。

8524 北洋銀行 配当利回り4.22%

株価 237.0円 権利確定日 3月末
配当(1株あたり) 10.00円 自己資本比率 3.9%
PER 10.52 PBR 0.21

北海道札幌市に本店を置く第二地方銀行

第二地方銀行とは元は相互銀行で、平成元年以降の金融機関の合併に伴い、持株会社として転換し普通銀行となった存在です。いわゆる規模が小さく、ややリスク高い業務を行っていた庶民金融機関です。現在の相違点は日本銀行の貸出金利地方銀行よりもやや高めになっていることでしょうか。優良な貸出先を持たない第二地方銀行は現在進行形で苦しい状況だと思われます。セグメントは銀行業とリース業に分かれています。

8544 京葉銀行  配当利回り4.13%

株価 436.0円 権利確定日 3月末
配当(1株あたり) 18.00円 自己資本比率 5.1%
PER 7.69 PBR 0.20

千葉県千葉市中央区に本店を置く第二地方銀行

 北洋銀行第二地方銀行については説明しましたのでそちらをご確認ください。

京葉銀行は、北洋銀行と比較しますと、為替、有価証券投資、投資信託など銀行業メインです。他の銀行同様に、貸出金の利回り低下による収益源は避けられないです。ただ業績や配当を比べても、北洋銀行と比べると、京葉銀行の方が安定していると思います。

配当性向方針については公表されていませんが、10年前から年20(円/株)で動きはありません。増配の期待感はありませんが、大幅な減配の可能性は低そうです。1年の継続保有(500株以上)でQUOカード1,000円分の株主優待もあります。

5985 サンコール  配当利回り4.11%

株価 487.0円 権利確定日 3月末
配当(1株あたり) 20.00円 自己資本比率 70.8%
PER - PBR 0.42

トヨタ、ホンダ向け中心にばね、リングなど精密部品製造

サンコールは、主に 自動車分野と電子情報通信分野に分かれています。自動車分野は自動車エンジン用ばね、AT部品、自動車用安全装置機能部品などの製造販売を行っています。電子情報通信分野はHDD機器、プリンター用部品、光ファイバー精密部品などの製造・販売です。業績は新型コロナウイルス感染拡大に伴う自動車関連の出荷減や、フィリピン拠点の封鎖によるHDD用サスペンションの出荷停止の影響により21年3月期は赤字予想となっています。配当性向は50%ほどですが、今期の配当は未定となっているため警戒は必要です。

9274 国際紙パルプ商事  配当利回り4.10%

株価 244.0円 権利確定日 3月末
配当(1株あたり) 10.00円 自己資本比率 13.9%
PER 21.80 PBR 0.46

紙専門商社国内2位 

国際紙パルプ商事は、製紙会社から印刷会社などへ卸す、紙専門商社です。国内拠点だけでなく海外拠点も展開しています。王子製紙日本製紙などの大手製紙会社等より仕入れた紙類を国内外に販売することを主要業務としています。コロナ禍の影響は、イベント用のチラシ、パンフレットが低迷していますが、回復傾向にあります。また雑誌の電子化やチラシ・カタログ等の紙媒体離れの加速によるグラフィック用紙の需要が縮小が気になるポイントですが、EC市場の伸長に伴うパッケージング用紙(段ボールなどの梱包材)の需要は増加しています。

配当については期末配当として年1回の剰余金の配当を行うことを基本方針としています。配当性向は50%ほどまで推移しています。自己資本比率の低さを考えると減配の可能性もあるため、警戒が必要です。

7184 富山第一銀行  配当利回り4.04%

株価 297.0円 権利確定日 3月末
配当(1株あたり) 12.00円 自己資本比率 7.0%
PER 8.78 PBR 0.19

富山県富山市に本店を置く第二地方銀行

富山第一銀行は、県内2番手の第二地方銀行です。業務は銀行業務を中心に、リース業務等の金融サービスを行っています。コロナ禍の影響は少ないものの、今期減配予定となっています。業績自体は堅調ですが、銀行業の不人気と第二地方銀行の局面を考えると株価には期待できないと思われます。配当性向は40%ほどです。

8897 タカラレーベン  配当利回り4.00%

株価 350.0円 権利確定日 3月末
配当(1株あたり) 14.00円 自己資本比率 24.3%
PER 10.68 PBR 0.74

新築分譲マンション「レーベン」シリーズの企画開発及び販売

タカラレーベンは、首都圏を地盤とした一次取得者中心にマンション分譲を行っている企業です。他に発電事業、ホテル事業も行っています。新築分譲マンションにおいては、首都圏ではファミリー層向け、地方都市ではアクティブシニア層を狙いとした経営戦略をあげており、持続的な成長を遂げています。コロナ禍の影響は少ないようですが、首都圏のニーズ減少による影響がどうなるでしょうか。

配当性向方針は25~30%とされています。現在の配当性向は25%程度です。21年3月期は減配予定ですが、株主優待は100株以上保有でおこめ券1kg(440円)が貰えますので、総合利回りは5%となります。

後編まとめ

まとめ

ここまで20銘柄を確認してきました。

銀行業が多いですが、事業環境があまり良くない第二地方銀行は不人気で、株価の上昇が期待できません。今回折角調べたのですが、あまり好ましくないことが分かったことが収穫でしょうか。

りそなHD(8308)時価総額出来高もあるため銀行業で検討するのではあればこちらでしょうか。

VTHD(7593)は成長性見込みがあり、今後の増配も期待できる銘柄です。第3四半期の予想進捗率は100%越えしているため今期は好調です。今の株価が織り込み済みか判断は難しいですが、検討するだけの価値はあると思います。

オンワードHD(8016)はユーザーであればお得な銘柄になると思います。私はブランド名を聞いても分かりませんでした。

タカラレーベン(8897)は株主優待としてお米券が貰えるのが嬉しいものです。減配予定ですが、手軽に楽しみながら投資できる銘柄かもしれません。

セブン銀行(8410)は成長性には多いに期待がありますがチャートを見る限りあまり投資したいと思えないので判断に迷いますが、少しづつ買い増しを検討しています。

 私が以前から取り上げているENEOS(5020)が一番安定している銘柄なのかも知れません。

 

今回の調査では、新しく魅力的な銘柄を発掘することが出来たとは言い難いです。

やはり出来高が少なく、株価が低いことにはそれなりの不人気な理由が顕在しています。しかし大変勉強になりましたので、また同じように様々な銘柄を調べていこうと思います。

 

※今回の調べは私の所感であり、情報の確実性は保証できません。必ず投資前にご自分で再度調べられることを推奨します。投資は自己責任でお願いします。